「檸檬堂」一時出荷停止はプロモーションの一環?

コカ・コーラ初のアルコール飲料「檸檬堂」

九州限定の商品でしたが、2019年10月 に全国解禁され、SNSでも大きな話題に。

レモンサワー研究所でも、度々ご紹介してきました。

そんな「檸檬堂」があまりの人気ぶりに、一時出荷停止に⁉

今回はこちらのニュースについてお伝えしたいと思います。

檸檬堂が人気の理由とは?

 

個性豊かな4種類のラインナップが魅力的な「檸檬堂」

アルコール3%で、ほんのり甘い「はちみつレモン」

アルコール5%で、お店のおいしさを再現した「定番レモン」

アルコール7%で、塩で味をひきしめた「塩レモン」

アルコール9%で、レモン1.5個分の果汁が入った「鬼レモン」

お酒好きを唸らせるストロング系から、ほろ酔い気分で気軽に飲める甘めのサワーまで幅広く揃っています。

アルコールも3%から9%と段階があり、どんなレモンサワーファンにも対応できるのが人気の理由。

レモンを丸ごとすりおろした、こだわりのレモンサワーです。

パッケージデザインも、おしゃれでかわいいので女性にも人気です。

生産が追い付かず、出荷停止

そんな檸檬堂、1月16日に「定番レモン」「塩レモン」「はちみつレモン」「鬼レモン」の4品全てが一時的に出荷停止に。

発売元のコカ・コーラ社によると、「販売数が予想をはるかに上回り、店頭でも品薄の状態となっている」とのこと。在庫を十分に確保できる体制を整えて1月中には出荷を再開する方針のようです。

実際、檸檬堂の人気は本物で、小売店の販売データを集計する日経POS(販売時点情報管理)によると、19年11~12月は5%の「定番レモン」(350ミリリットル)が缶酎ハイ部門で売り上げ首位、9%の「鬼レモン」(同)も5位だったそう。

缶チューハイの首位を取り、さらに近年人気のストロング系で5位までも売り上げる「檸檬堂」。恐るべし人気です。

檸檬堂一時出荷停止のニュースを受けて、檸檬堂ファンたちからは悲しみの声が。

 

 

出荷停止はプロモーションの一環?

今回のこの「檸檬堂」出荷一時停止騒動。一見、「檸檬堂」の人気を物語っているように思えるのですが…。

これに対して、業界の専門家からは懐疑的な目線も。

レモンサワーのシロップ等を製造販売しているサンクラウン果精株式会社の代表取締役 小川氏によると「人気をアピールする、プロモーション目的の一時出荷停止ではないか。」とのこと。

たしかに、Twitter上にも疑いの声がちらほら。

 

もしかしたら、この騒動は、コカ・コーラ社のマーケティングとして仕掛けられたものなのかもしれません。

「檸檬堂」はコカ・コーラ社にとってアルコール初参入の飲料。失敗できない大きな責任を背負ったブランドです。

これまでも、「檸檬堂」シリーズは九州限定からの全国解禁、イベントやハッシュタグでのプロモーション等、マーケティングにはかなり力を入れている様子が見て取れました。

今回の出荷停止もその一環だとしたら、頷けなくもない話。業界の方のお話もあるので、やっぱり疑ってしまいます。

まとめ

戦略なのか、本当に品薄なのか…。真偽はわかりませんが、「16日に品薄で出荷停止→1月中の再開」でわざわざニュースになるのも、なんだか出来すぎた話。

ネットニュース等たくさんのメディアで伝えられているので、宣伝効果も期待できます。

「想定を上回る売れ行きによる出荷一時停止」と言いつつ、プロモーションとして利用している可能性はありそうです。

「檸檬堂」のおいしさはもちろん織り込み済みですが、情報には踊らされたくないもの。

また1月の下旬にはすぐ手に入るので焦って買わなくてもよさそうですね!大人しく出荷再開を待ちましょう。