【レビュー】米焼酎・白岳KAORUのレモンサワーで本格焼酎デビューしませんか?

白岳KAORUで作ったレモンサワーの写真

「本格焼酎ってなんかニオイがきついし、あまり飲む気になれない」
「本格焼酎の美味しさがよく分からない」

こんなことを思っている方は意外と多いはず。
そして、正直に言うと筆者もその内の1人でした。

どちらかというと甘いお酒の方が好きな筆者にとって、苦いお酒はあまり進んで味わいたいものではありません。

でも、この度「焼酎もいいかも…」と思わせてくれる商品に出会いました。

それが、米焼酎の有名ブランド「白岳(はくたけ)」から2019年に発売された「白岳KAORU」。熊本県の上質な水と製法にこだわった球磨焼酎です。

今回はこの白岳KAORUがレモンサワーにもぴったりだということで、メーカーの高橋酒造株式会社さんより商品を提供いただきました。
実際にレモンサワーを作ってみましたのでレビューしてみます!

そもそも「球磨焼酎」ってなに?

熊本県の南端にある地域・人吉球磨。日本3大急流にも数えられる球磨川の恵みを受け、酒造の生命力に溢れた土地です。そんな環境で作られている球磨焼酎とは、一体どんなものなのでしょうか。

球磨焼酎酒造組合公式サイトによると、球磨焼酎の定義は「米(米こうじを含む)を原料として、人吉球磨の水で仕込んだもろみを、人吉球磨で単式蒸留機をもって蒸留し、びん詰めしたもの。」とされています。

球磨焼酎は定義の通り熊本県のお水を使って造られたお酒のことを指しますが、熊本で造られたからといって全てのお酒が球磨焼酎を名乗ることはできません。日本に1400以上もある酒蔵の中でも、製法を認められた27の蔵でしか名乗ることができない特別な焼酎なんです。

また、WTO(世界貿易機関)によって、地名を銘柄に使うことを認められている世界的にも数少ないブランドでもあります。ウィスキーのスコッチやフランスのボルドーなど、世界的な銘柄とも肩を並べるほどの高品質さが保証されており、球磨焼酎だけでも全200以上もの種類が日々製造されています。

「白岳KAORU」はどんな製品?

白岳KAORUのパッケージ写真

2020年に創業120周年を迎えた高橋酒造が造り出した「白岳KAORU」は、高橋酒造の常務取締役・高橋良輔さんが初めて開発を担当し、姉である高橋宏枝さんが企画営業を行って二人三脚で作り上げた本格米焼酎。

球磨焼酎の中でも今までにない親しみやすさを追求した仕上がりになっています!

例えば、「香り」。これまでの製法を見直し、フルーティーで香りの高い吟醸香が特徴になっています。また「米本来の深い旨味と飲みやすさ」にもこだわっているそうです。焼酎独特のクセを限りなくなくし、米の深みがより引き立てられていることで、ロックやお湯割りなどあらゆる飲み方に対応しているといいます。

実際に白岳KAORUをレモンサワーで飲んでみた!

白岳KAORUで作ったレモンサワーの写真

パッケージデザインが星空のようでとても可愛いですよね。

焼酎にあまり親しみのない若い世代もターゲットにしているとのことなので、これは思わず手に取ってしまいたくなるデザインではないでしょうか。

まずストレートで飲んでみると、「ちょっとアルコールが強いな」という印象に。でも炭酸などで割り物にすれば、米の深い香りが漂ってきます。あまり焼酎を飲み慣れていないからかもしれませんが、何だか不思議な味だな、というのが筆者の第一印象でした。飲みやすいのは確かです。

次はこちらのKAORUをベースに、生レモンと炭酸水を合わせて飲んでみます!

白岳KAORUで作ったレモンサワーの写真

今回は炭酸水7:焼酎3ぐらいの割合のレモンサワー。

一口目、「すっきり爽やか」でした。
このとき使った国産のフレッシュなレモンが独特な酸味に変わり、さらにKAORUの香りの良さが引き立てられていて良かったのです。

本格焼酎独特のクセが全くと言っていいほど無いのは大きな長所と言っていいでしょう。
焼酎初心者の方もとっつきやすいのかなと思います。

筆者が普段飲んでいる安い缶チューハイとは全く別の上質な味がしました。「仕事終わりのコンビニみたいな味には飽きた」「今日はちょっと贅沢なレモンサワーが飲みたい」という方に是非おすすめです。

ふわっと口の中に広がる米の奥深さが、白岳KAORUの飲みやすさの秘訣

大学生である筆者にはちょっと大人向けな味でした。
ただ、シンプルさを追求した味にはなっているのでとても飲みやすいです。

筆者はお酒と一緒にロースと霜降り肉を頂きました。
よく「レモンサワー=唐揚げと食べるのが最高」という方程式を耳にしますが、レモンサワー研究所編集部としては「唐揚げと一緒に飲むのはもったいない!」という結論に至りました。

レモンサワーのおつまみといえば揚げ物が鉄板なところ。しかし、ここはいつもと趣向を変えて、上質なしゃぶしゃぶなどと一緒に頂いてみてはいかがでしょうか。
目黒の馬刺しのお店「そま莉」の馬しゃぶ

取材協力/馬刺料理と季節の割烹「そま莉」